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新BizLabo通信第18号:経営デザインシートに関する一考察(3)「これまで」と「これから」のデザイン

経営デザインシートの(B)欄では「これまでの価値創造メカニズム」、(C)欄では「これからの価値創造メカニズム」をデザインします。

 

一つ前のブログで書きましたが、(B欄と(C)欄では、価値創造メカニズムの矢印の向きが逆向きになっています。

 

経営デザインシートは、「環境変化に耐え抜き持続的成長をするために、自社や事業の(A) 存在意義を意識した上で、(B)これまでを把握し、(C)長期的な視点で「これから」のありたい姿を構想する。(D)それに向けて今から何をすべきか戦略を策定する」、すなわち将来を構想するための思考補助ツールであり、最も重要な部分は「(C)これからのデザイン」であることは、内閣府公表の資料に記載のとおりです。

(図は、内閣府知的財産戦略推進事務局公表「経営デザインシートー経営をデザインするー」より抜粋引用しました)

 

冷戦崩壊前の(供給力<需要)良いものを作れば売れる時代から、冷戦崩壊後は供給力のブレークスルー(供給量>需要)が起こり、新技術・新製品でも選ばれないと売れない時代(VUCA(「Volatility(激動)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性)」)の時代といわれる現在、「(C)これからのデザイン」(=将来のビジネスモデル)をデザインするということは、将来の不確実な経営環境の中で、将来の顧客に選ばれる価値を提案するためのビジネスモデルをデザインするということなんですね。

 

VUCAの現在で将来のことを精度良く予測することは、なかなか簡単なことではないと思います。しかし、会社や事業の将来を考えるには、何らかの方法で将来のビジネスモデルをデザインしていく必要があります。

 

そこで将来に対して何らかの仮説を立てるわけですが、仮説を立てる方法としてたとえば次のような方法があります。

 

(1)演繹法(deduction)

(2)帰納法(induction)

(3)仮説推論(abduction)

 

 (1)〜(3)については、次回にでも。